天皇杯2回戦、筑波大対町田の試合が行われ、結果は筑波大がPK戦の末に町田を破るという波乱の展開となりました。試合の詳細とともに、両チームの監督のコメント、試合中の出来事について詳しくお伝えします。
試合の流れ
試合は12日に町田GIONスタジアムで行われました。J1の町田が筑波大(茨城)を相手に戦い、勝利目前で同点に追いつかれ、最終的にはPK戦で敗北を喫しました。
試合開始から前半7分、町田のDFチャン・ミンギュが相手選手と交錯し負傷。
その後立ち上がったものの、黒田監督は交代を決断しました。
代わりにサイドバックのDF望月が投入されました。
同22分には、町田のMF安井がコーナーキックからのシュートを決めて先制。
しかし、安井も相手選手と交錯し、負傷退場を余儀なくされ、MF仙頭が交代で入りました。
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試合中の不運
町田の不運は続き、後半36分には途中出場のナ・サンホが負傷退場。
既に交代枠を使い切っていたため、町田は残り約10分を10人で戦うことに。そして後半ロスタイムに、筑波大のFW内野航太郎が同点ゴールを決め、試合は延長戦に突入しました。
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延長戦とPK戦
延長戦では交代枠が増えたため、町田は11人で戦うことができ、ナ・サンホに代わってFWエリキが投入されました。しかし、エリキの延長後半のPKが止められ、試合はPK戦に突入しました。
PK戦では、筑波大と町田の1、2人目は共に成功。筑波大の3人目も成功させた一方で、町田の3人目が相手GKに止められました。筑波大の4人目もゴールを外してしまいましたが、町田の4人目荒木もゴールを外し、再び筑波大がリードしました。最後に筑波大の5人目が落ち着いて決め、筑波大が勝利を収めました。
監督のコメント
試合後、町田の黒田監督は怒りを滲ませながら次のようにコメントしました。
「フラストレーションの溜まる判定があまりにも続いた。骨折などの重傷を負った選手が4人出て、次の試合に出場できる状態ではない。何も得られないゲームだった。VARもなく、判定基準には憤りを感じる」と述べました。
また、筑波大のラフプレーやマナーにも言及し、「3人の選手がレイトタックルで負傷した。こうした行為がカードも出ず、ジャッジされずに流されてきた。
サッカーにおいて選手生命を脅かす行為は指導してほしい。マナーの悪さや大人に対する配慮に欠ける言動も見られた」と強い口調で指摘しました。
一方、筑波大の小井土監督は「アクシデント的な怪我で相手選手が欠けてしまうのは申し訳ない。しかし、ダーティーなプレーではなく、一生懸命やった結果。
正々堂々とぶつかり合った中での出来事であり、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪しました。
試合後の反響
この試合の結果は、多くのサッカーファンに驚きを与えました。筑波大が町田を破ったことは、学生チームの可能性を示すものとして称賛されました。しかし、一方で試合中の怪我や判定に対する不満も多く、今後の試合運営に対する改善の声も上がっています。
まとめ
今回の天皇杯2回戦で筑波大が町田を破った試合は、多くのドラマを生み出しました。
試合中の激しいプレーや負傷、PK戦での決着と、見応えのある試合となりました。
両チームの選手たちは全力で戦い抜き、その姿勢に観客も大いに感動しました。
今後の天皇杯でも、こうした激闘が繰り広げられることを期待するとともに、選手たちが安全にプレーできる環境の整備も求められます。
筑波大のジャイアントキリングは、多くの人々に勇気と感動を与えました。次の試合でもその勢いを見せてほしいと願っています。